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14.3DCGアニメーションのオブジェクトの基準

3DCGでアニメーションの主役となるオブジェクトの基準についてです。

3DCGソフトでアニメーションを作る場合、静止画のときと同じようにモデリングツールで作った何らかの物体(オブジェクト)を用意します。

ここでオブジェクトを変化させるためには、基準となるものが必要です。

この基準のことを、一般に「中心点」と呼びます。中心点や中心点を通る軸を原点に、移動や回転、拡大縮小が行われます。

個々のオブジェクトに中心点を設定すると、それぞれの中心点を基準に移動や回転、拡大縮小ができるようになります。

中心点の位置は、おもにオブジェクトを回転させる場合に調整が必要です。

中心点が上図のAの位置ならば、直方体はコマのように回ります。中心点をAからBへ移動させた場合に直方体を回転させると、直方体の動きが時計の針や腕のようになります。

中心点を通る縦軸(Y軸)で回転させるのが H(Heading 左右に振り向く動きです)

中心点を通る左右軸(X軸)で回転させるのが P(Pitching 上下にうなずく動きです)

中心点を通る前後軸(Z軸)で回転させるのが B(Banking 左右に傾ける動きです)

LightWave3Dのように、個々のオブジェクトに設定された中心点の位置を動かして決めるタイプ以外にも、Shadeのようにジョイントと呼ばれる基準点を作る方法があります。くわしくは各3DCGソフトのマニュアルに載っています。

中心点の位置は「オブジェクトの中」と決まっているわけではありません。恒星の周りを回る星の公転は、その星の中心点が基準になる恒星の中心まで移動させて表現します。


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