3DCGソフトの基本は静止した絵を作ることです。そこでどこかを少しずつ変えながら何枚も静止した絵を作り、それを順番に並べるとアニメーションが完成します。
少しずつ何を変えるかですが、例えば、作った物体の位置を変えるだけで進んでいるように見えます。大きさを変えると膨れる(しぼむ)ように見えます。
以下は、どういった項目が調整できるかをまとめたものです。
位置 | 上下左右前後に場所を移動します。 |
角度 | 中心点を基準に回転させます。 |
大きさ | 中心点を基準に拡大・縮小させます。 |
色 | 色味や濃淡などを変更します。 |
3DCGソフト内で使っているほとんどすべてのものに摘要できます。自分で作った形はもちろん、カメラ、ライト、背景といったものの位置や色などを変更できます。
それぞれの項目のなかから、必要な部分にだけ変化を付けます。この時に大切なのが時間です。
何秒後に、その値がどう変わるかを指定します。
例えば、始め(0秒)にX軸方向の位置が0mで、10秒後にX軸方向の位置を20mにすると、1秒間に2mずつ進むアニメーションができます。
物を移動させて作成したアニメーションの例です。
ちなみに軸の方向ですが、正面から見た場合、X軸が左右方向、Y軸が上下方向、Z軸が前後方向になります。(位置をプラス方向に進めると、それぞれ右、上、後(または奥)に進みます。)